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大手術後のショック肺(shock lung)

大手術などによる影響(ショック)の代償として肺血管が収縮して肺胞上皮細胞を傷害する。その結果、炎症細胞の活性化によって肺血管内皮細胞が損傷されると、それに続く炎症反応によって血管透過性が亢進し て間質に浮腫が起こる(間質性肺水腫)。

進行すると肺胞内に水分が貯留する肺胞性肺水腫となる。 肺胞内に滲出してきた高タンパクの血漿成分(特にフィブリン)が界面活性物質を不活性化する。 すると表面張力の増加によって肺のコンプライアンスが低下し、肺胞が虚脱して微小無気肺を生じる。 ついには低酸素血症をもたらす。
さらに、
無気肺では酸素交換は行なわれないので機能的な肺内右左シャントとなる・・・。

【治療】
・ステロイドパルス療法、またはエラスポールなど急性肺障害治療薬による炎症に対する治療。
 (ステロイドについては賛否両論。特に施行の際は肺炎の有無に十分留意すること)
・酸素投与+PEEPなどによる換気援助。
・それでもダメならPCPS


ARDSに含まれる?ショック肺

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コメント

心臓外科の術後管理ばかりをやっていた若手医師です。素晴らしいブログの内容に感激しています。ほかむぅさんのような看護師さんがいる病院の心臓外科医はとても幸せだと思います。

この記事の最後に、ショック肺=ARDS?の記載がありますが、今の概念から考えると、ARDSの中にショック肺が含まれると思います。ARDSの方が概念的に大きい定義になっていると思います。

ARDS(ショック肺)に対する治療で、ステロイドパルス療法は効果があると言われたり、ないと言われたりしていますが、現在の趨勢はARDSにステロイドパルスは効果がない、だと思います。しかし、私自身も明らかなARDSにステロイドパルスをしてかなり改善した経験があるので、やってみる価値はあるのではないかと思っています。ARDSを生じるような症例はかなりの全身的な浸襲を受けていて、体全体が、肺と同じように水浸しになっている可能性があるので、そういう意味でもステロイドパルスは有効かもしれません。ただ、ショック肺のなかには、肺炎が隠れている場合があるので、感染の有無だけは注意する方が言いと思います。あたりまえですね。

これからも勉強させて頂きます。
ありがとうございました。
Re: タイトルなし
遮断鉗子w様
初めまして。
まだまだ勉強中で、手当たり次第感のぬぐえない当HPをお褒めいただき、ありがとうございます。
ショック肺についてはいかんせんエビデンスに基づいた情報を入手できず、記憶のかなたへ流れ去るところでした。ご助言ありがとうございます。
精進しますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。

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